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執筆者の写真英伸 後

出面管理システムを用いた建設業出来高管理②

先回は出面の解説とその可能性、しそして現状の課題について解説しました。

そしてこれらの課題をクリアするために出面管理の自動化が求められている現状にも触れました。


企画工房イッテンキューロクはそのニーズにこたえるためにクラウド出面管理DMENというシステムを開発、運用しています。

クラウド出面管理DMENは


必要なのはスマートフォンとQRコードだけ。

QRコードには工事情報を代表する工事コードが記載されています。

それを現場に張り付けるなり、額に入れて設置するなりして、それをスマートフォンアプリで読み取り、打刻すればクラウドに打刻者情報も含めて登録される、という仕組みです。

条件の悪い現場であっても電気や機械が必要ないため、利用することができます。

そしてDMENはアプリもサービス利用も無料です。



またDMENなら工事関係者皆にメリットがあります。

DMENにはサーバーサービスというのがあり、そこで

-QRコードの発行

-出面データの集積、保存

-各種データのフィードバック

を行っています。

このフィードバックは元請、下請け、作業員 それぞれがそれぞれの権限で行えます。

そのフィードバックはCSVでダウンロードでき、元請なら、このプレゼンの本題である出来高管理、下請け企業なら自社の労務管理に利用できます。

また、作業員にとっては日報や週報を書いて提出する、という手間が必要がなくなり、正当な勤務評価を受けることができます。


三者、ウィン、ウィン、ウィンを目指したシステムということです。


-リアルタイムに収集・集計ができ

-そのデータが正確で

-再利用が可能な状態で保存できる


この表がDMENでダウンロードした出面情報です。



項目行に色がついていますが、こういう形でCSVでダウンロードできます。

再度説明を行う項目もありますが、

利用者情報、年月日、入場時間、退場時間、作業時間、工事番号(親番)、工事番号(枝番)、入退場時のGPS情報 等が表示されます。

工事番号が親番と枝番に分かれているところがポイントで、一つのプロジェクトに親番をあてがい、その各工程に枝番をあてがう、という二重構造になっています。


こういう情報を用いることで、労務管理、安全管理、施工管理の孤立が飛躍的に向上します。

次回以降、そのアイデアについて解説したいと思います。


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